「愛されない事が不安」な人は愛するところから。愛されない人の特徴と解決方法
「私って愛されているかな?」「誰かに愛してほしいな」
そう感じることはありませんか?
「自分は愛されない人間なのかな?」という気持ちは、人間だれしも人生で一度は感じることで、ごくごく自然なことです。
ただ、この不安が大きすぎる人もいて、厄介になることもあります。
ここでは、「愛されない」と感じる原因や「愛されない」と感じやすい人の特徴、愛されるためにするべきことについて解説していきます。
「自分って愛されてないよな」と不安に感じている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
アンケート調査。「自分は愛されない人間」と感じますか?
まずは、「自分は愛されない人間だと感じるか」のアンケート調査を行ったので、その結果を見ていきましょう。
100人中、41人、およそ40%の人が「自分は愛されていない」と感じていることがわかりました。
年代別に見ていくと、
10代:4人
20代:14人
30代:13人
40代:10人
となっており、20代の人が最も多いことが分かりました。
なぜ10代を過ぎてから愛されないと感じる人が多いかというと、20代以降は人生の中でも様々なライフイベントがあり、他人と比較する機会が増えるからだと推測できます。
例えば、仲の良い友達が結婚をして子供もできて幸せそうに生活しているとします。
そうすると、自分自身は「なんか愛されていないな」「周りの友達はいいな」と他人を比較してしまい、自分のことをまるで「愛されていない人間だ」というように認識してしまうのです。
もう少し例を出すと、周りの友達に沢山の友達がいて幸せそう、楽しそうだとします。
そうすると、「あの子はみんなから愛されてていいな」「それと比べて私は愛されていないな」と感じるようになるのです。
彼氏や旦那さんがいるいないに関わらず、愛されないと感じている人は意外と多い
このアンケート調査では、愛されてないと答えた人のうち、約50%に人は彼氏か旦那さんがいる人でした。
意外だ!と感じる人もいるでしょう。
実際は、パートナーがいるかいないかは「自分は愛されているかどうか」に関係ないことが分かりました。
なぜパートナーがいるかいないかは関係ないかというと、自分の「愛されたい」という欲求を、彼氏や旦那さんが埋めているとは必ずしも言えないからです。
例えば、自分に彼氏がいたとして、常日頃から「ありがとう」と言葉をかけてもらっていないとすると、「私って彼氏がいるけど愛されていないな」と感じることもあります。
さらに、先ほども少し述べたように、他人と自分を比較してしまうために、「自分は愛されてないんだな」と感じることも多いのです。
「愛されない」と感じる人は「愛している」とも感じていない
そして、このアンケート調査の結果、愛されていないと感じる人は、誰かに対して「愛している」という気持ちを持っているという人は、あまりいないことが分かりました。
数字で見てみると、「愛している」という気持ちを持っていると答えた人は愛されていない、と答えた人のうちのたった25%でした。
なぜこのような結果が出てきたかというと、人間はtake(受け取る)することでgive(与える)する性質を持っているからです。
つまり、「愛されていない」と感じている人は、他人を「愛している」とも感じないのです。
具体例を挙げてみると、彼氏が常日頃から「ありがとう、愛しているよ」と言ってくれるからこそ、自分自身も彼氏に「ありがとう、私も愛しているよ」と言葉をかけますよね。
このように、「愛されない」と感じる人は「愛している」とも感じていないのです。
「愛されない」と感じやすい人の原因
次に、「愛されない」と感じやすい人の原因について、見ていきましょう!
先ほどのアンケート調査の自由記述の回答から、なぜ「愛されない」と感じているのかが分かったので、ご紹介していきます。
「愛されない」と感じる原因は人それぞれですが、ここでは特に多かった原因4つ。
・「周りの人と比べて自分は愛されていないと感じる」
・「自分は愛しているのに、同じくらい愛されていないと感じる」
・「家庭環境に恵まれず、「愛されない」と感じる」
・「自分に自信が無く、「愛されない」と感じる」
を1つずつご紹介していきます。
周りの人と比べて自分は愛されていないと感じる
1つ目は、「周りの人と比べて自分は愛されていないと感じる」でした。
これは先ほどから説明していますが、人間にはどうしても他人と自分自身を比べてしまう性質があります。
例えば、仲の良い友達が彼氏とラブラブで幸せそうだったら、「なんで私だけ...」「あの子は彼氏もいて幸せそうなのに、なんで私は誰からも愛されないんだろう」と感じてしまいますよね。
このように、周りの人と比べて自分は愛されいないと感じるため、自分自身のことを「愛されない人間だ」と決めつけてしまうのです。
自分は愛しているのに、同じくらい愛されていないと感じる
そして、「自分は愛しているのに、同じくらい愛されていないと感じる」ことも原因の1つだということが分かりました。
人間は見返りを求めるものですよね。
自分が他人に対して与えたものが10だとしたら、返ってくるものも10じゃないと満足しないものです。
5や3では足りないと感じるのです。
例えば、彼氏がいたとして自分自身は彼氏に対して10の愛情を与えているのに、彼氏から返ってくる愛の重さが7だと物足りない、愛情不足だと感じてしまいますよね。
このように、自分は愛しているのに、同じくらい愛されていないと感じるため、「自分は愛されない人間だ」と決めつけてしまうのです。
家庭環境に恵まれず、「愛されない」と感じる
そして、「家庭環境に恵まれずに「自分は愛されないんだな」と感じる」ことも原因の1つです。
家庭環境は自分の性格・考えを決める重要な指標だと言っても良いですよね。
幼い頃から父母に恵まれ家庭環境も良いと、「私って愛されている人間だな」と認識することができます。
一方で、幼い頃両親の離婚などで家庭環境に恵まれていなかった場合だと、「私って愛されない人間なんだな」と認識してしまうのです。
家庭環境がどうだったかは、「自分は愛されているのか、愛されないのか」を決める大きな指標になるのです。
自分に自信が無く「愛されない」と感じる
そして、「自分に自信がなく「愛されない」と感じる」ことも、原因の1つになります。
経験したことのある人もいるかもしれませんが、人間は自分に自信がないと、例え周りから愛されていても、「自分は愛されていないんだ」と勘違いしてしまうことがあります。
このことからも、「自分に自信を持つこと」は非常に重要なことなのです。
「愛されない」と感じやすい人の特徴
それでは次に、アンケート調査の自由記述の回答から、「愛されない」と感じている人の特徴が分かったので、ご紹介していきます。
特徴はいくつかありますが、ここでは最も多かった回答4つ
・「満足するために、人と比べる必要がある人」
・「自分は愛したくないが、愛されたいと感じている人」
・「人から愛されるような行動を意識的/無意識的に取らない人」
・「愛される資格がない、と考えている人」
を1つずつ解説していきます。
満足するために、人と比べる必要がある人
1つ目は、「満足するために人と比べる必要がある人」。
自分自身の満足のために、人と比べる癖がついている人は、愛されないと感じる傾向があります。
満足感を得たいがために、周りの友人たちと自分をどんどん比べていって、「あぁ、私はあの子よりも愛されてないのかも」「幸せではないのかも」とマイナスに感じていってしまうのです。
人と比べることで、どんどん悲観的になっていってしまいます。
自分は愛したくないが、愛されたいと感じている
2つ目は、「自分は愛したくないが、愛されたいと感じている人」。
このような思考を持っていると、「愛されたい、愛されたい」とばかり思ってしまい、周りの人からウザいと思われて、結果愛されないということに繋がります。
想像してみてください。
あなたに彼女がいたとして、その彼女が自身は自分に対して「愛しているよ」とは言ってこないのに、自分に対して「もっと私に愛しているよって言ってよ!」と迫ってきたら、さすがにウザい女だなと感じてしまいますよね。
愛されたいためには、自分自身がまず他人を愛さなければならないのです。
人から愛されるような行動を意識的/無意識的に取らない
3つ目は、「人から愛されるような行動を意識的/無意識的に取らない」人です。
先ほども少し解説しましたが、人間はtake(受け取る)するためには、他人にgive(与える)ことをしなければなりません。
意識的にでもいいので、人から愛されるような行動を取らないと、周りからは愛されません。
人から愛されるような行動とは、例えば何かあるたびに「ありがとう」と感謝の言葉をかけてあげるたり、思いやりのある行動を取ったりすることです。
愛される資格が無い、と考えている
4つ目は、「愛される資格がない、と考えている」人です。
「私は愛される資格がない」と考えていると、他人を愛することも忘れてしまいます。
加えて、愛される資格がないと考えていると、どんどん全体的にマイナスな思考になっていき、取る行動もマイナスなものになってしまいます。
人間は誰しもが愛される資格を持っています。
そのことを忘れてしまっていると、愛すること自体を忘れてしまうのです。
愛されないと感じる人が愛されるためにするべき事
最後に、「愛されないと感じる人が愛されるためにするべき事」をご紹介していきます。
アンケート調査の自由記述の回答から、「愛されない」と感じている人がどのような行動を取ると「愛されている」というように変わっていけるのかが明確になったので、解説していきます。
愛されるためにするべきことはいくつかありますが、その中でも、
・「誰しもが愛される資格がある事を認識すること」
・「自分が愛されていない事を感じても卑屈にならないこと」
・「愛されるような行動を積極的に取ること」
・「自分の中で、簡単な目標を作ること」
の4つをご紹介していきます。
日頃から「私って愛されていないな」と感じている人は、要チェックですよ!
まず、誰もが愛される資格がある事を認識する
まずは、「誰しも愛される資格があることを認識」しましょう。
人間であれば、愛されない資格のない人はいませんよね。
「私も愛されていいんだな」と認識することで、ポジティブな気持ちになりますし、周りの人を愛する行動を取るようになるので、give(与える)した分愛情をtake(受け取る)することができるようになりますよ。
さらに、そんな自分が好きになり、自己肯定感もどんどん上がっていくので、認識することは非常におすすめです!
自分が愛されていない事を感じても卑屈にならない
「自分が愛されていない事を感じても卑屈にならない」ことも重要です。
自分が愛されていないとマイナスの気持ちになることはよくありますよね。
そこで卑屈にならずにいると、「まぁいずれ愛されるようになるよね」だとか「そんな時もあるよね」とポジティブに捉えることができるようになります。
さらに、卑屈にならない、ということは他の面でも良い影響が出てきます。
例えば、誰かにマイナスなことを言われても、そこで卑屈になって怒ったりするのではなく、心穏やかに過ごすことができるようになります。
「卑屈にならない」ことは、ポジティブに生きていく上で重要なことなのです。
愛されるような行動を積極的に取る
そして、「愛されるような行動を積極的に取る」ことも大事です。
愛されるような行動というのは、例えば彼氏がいたら料理を作ってあげたり、「いつもありがとう」といった言葉をかけてあげたりすることです。
周りの人に積極的に沢山のgiveを与えることで、いずれtakeできるようになり、「自分って愛されているんだな!」と感じることができますよ!
さらに、愛されるような行動を取ることで全体的に前向きな気持ちになれます。
例えば、彼氏に「いつもありがとうね」と言葉をかけ続けることで、「よし!もっと愛されるように色々行動に移そう!」と思えるようになります。
自分の中で、簡単な目標を作る
「自分の中で、簡単な目標を作る」ことも重要です。
例えば、先ほどの例で紹介すると、「いつも仕事で疲れている彼氏に休日は手料理を振る舞ってあげよう」というような目標を作ると良いでしょう。
そうすることで、「愛される私」を作ることができますよ!
さらに、簡単な目標作りをする心は「愛されるための自分になるため」だけに効果を発揮するのではなく、勉強や料理などの場面にも生かされて、より素敵な自分に近づくことができますよ!
愛される私になりたい。まとめ
いかがでしたか?
以上が、「愛されない」と感じる原因や「愛されない」と感じやすい人の特徴、愛されるためにするべきことについてご紹介していきました。
人間愛されないなぁと感じることは自然なことですが、この不安感が大きすぎると非常に厄介なものでもありますよね。
愛されないことについては、あまり周りの人と比べずに過ごしていけると良いでしょう。
そうすることでネガティブになることを防いでくれます。