食べなきゃ痩せるのは当たり前だけど危険! 食べないダイエットの見た目・下半身の変化とは?
「何も食べないと痩せる」「食べないのが一番早く痩せられる」というふうに食べないダイエットを認識するケースも多いです。
しかし、食べないダイエットはデメリットも多く、体へ悪影響のため控えることをおすすめします。
そこで今回は「食べなきゃ痩せる」という考え方について食べないダイエットによる体への変化や具体的な悪影響・デメリットを解説。
無理なく痩せるポイントも解説します。食べないで痩せるのはある意味ダイエットの落とし穴。
正しい情報をもとに自分に合ったダイエット法を取り入れましょう。
目次
食べなきゃ痩せるのは当たり前?
食べなきゃ痩せるのは当たり前で、それを如何に元に戻さないかということだね!?!?がんばる!私がんばるよにしじちゃん!
— 磯の子 (@arataros) June 4, 2014
長い目標で頑張んないといけないって言うのは分かるけどさ、食事でしか変化ないもん
— ゆめぶた@ダイエット中 (@ikemennenaritai) April 23, 2020
食べなきゃ痩せるのは当たり前だけど頑張って運動してる分はどこ行ったの?健康的に痩せたくて頑張りたいのに頑張れない
食べなきゃ痩せるのは当たり前なんだけどそれやっちゃうともう他に方法なくない?食べないの続けるの?食べるの怖くならない?
— 木曜🇬🇧 (@thursday_august) October 15, 2017
このように体に物をいれないと、摂取カロリーがないためその分痩せることは確か。
ですが、健康面やリバウンドを不安視する声も大きい傾向にあります。
【見た目・下半身】食べなきゃ痩せるけど体はどう変化する?
食べなきゃ痩せることは事実!
ですが、この食べないで痩せる方法は筋肉を低下させ、結果的に見た目の変化が見られなかったり、脂肪が増えてプヨプヨと引き締まりのない体になったりしやすくします。
そのため食べないダイエットで痩せても周りは気づきにくく、下半身なども引き締りのない印象を与えがち。
食べなきゃ痩せるは正解ですが、見た目に変化が出にくく、不健康なダイエットで「返って太って見えてしまう」ケースもあるんです!
食べなきゃ痩せるのは一時的!リバウンドしやすいデメリットも
食べないと体重が落ち、痩せるのは事実ですがその効果は一時的なもの。
というのも食事を抜くと、摂取する食べ物の種類や量が減るため、体に取り込める栄養素も少なくなってしまうように。
特に人にとって生きていくために必要な炭水化物、タンパク質、脂質といった3大栄養素が減ると筋肉量は減少します。
筋肉量が減ると基礎代謝が低下し「燃費の悪い体」、つまりエネルギーの消費しにくく痩せにくい体になってしまうのです。
食べないダイエットでは、一時的に摂取カロリーを減らすことで体重が減少します。そのため、摂取カロリーを戻したり食べすぎたりすると体重は一気に戻ってしまうのです。
また、食べないで痩せてリバウンドするを繰り返すと、筋肉量が減って基礎代謝の低下を招く悪循環に。
これを繰り返すと、どんどん代謝が悪い痩せにくい不健康な体が作られてしまいます。
食べないで痩せるダイエットを繰り返スト最悪の場合、もともとの体重よりも太る・太りやすい体になってしまいます。
「食べなきゃ痩せる」という考えが危険な理由
食べなきゃ痩せるという考えは正しいですが、これは体への健康被害も大きい傾向にあります。
- ・体内の水分/筋力の低下
- ・栄養失調
- ・ホルモンバランスの乱れ(生理不順・不妊)
- ・摂食障害
- ・精神的に不安定になる恐れ
このように体力面・精神面ともに危険に晒されやすいです。それぞれひとつずつ紹介します。
▶︎体内の水分や筋肉の低下
食べないで痩せるダイエットは、体内の水分や筋肉が減ることで体重が落ちている状態に。
食べないダイエットが、リバウンドや体脂肪の増加を招くのはこのためです。
食べないダイエットは、栄養が不足することで体がしぼみ筋肉が減少します。
リバウンドにより、筋肉は減った状態で体脂肪が増える悪循環を繰り返し、不健康な体を招いてしまうのです。
▶︎栄養失調
摂取する栄養素が制限されると体のエネルギーの低下だけでなく、ビタミンやミネラルといった栄養素も減り栄養失調を招く可能性も出てきます。
ビタミンやミネラルは代謝に不可欠で体調を整えてくれる栄養素。
また肌や髪のうるおいに欠かせないため、これらの栄養素が低下すると体のコンディションは外見面でも悪化しがちです。
またエネルギーの面では、免疫力の低下や倦怠感を感じやすく体調を崩しやすくなる恐れも。
他にも鉄分やカルシウム不足は貧血や骨粗鬆症などの原因にもなります。
普段何気なく食事で摂取している栄養素は私たちの体の健康を支えているので、安易に食べないダイエットをするのはリスクが大きいと言えます。
▶︎ホルモンバランスの乱れ(生理不順・不妊)
ホルモンバランスの乱れは、生理不順や排卵障害による不妊を招く恐れがあります。
極端な食事制限は、ホルモン分泌の司令塔である視床下部が混乱し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が抑制。
その結果として、生理不順や不妊の原因につながるケースもあります。
現在は異常がなくても中年期以降の心身トラブルにつながる恐れもあるため注意が必要です。
▶︎摂食障害
極端に痩せることへの理想が高いほか、食べない期間が続いてしまうと、「食べる=太る」という固定概念ができます。
その結果、食べることへの罪悪感や太ることを恐れて食べられなくなる拒食症という摂食障害を怒る可能性も。
拒食症だけでなく極端な食事制限によるストレスで無茶食い・ドカ食いを繰り返す過食症を起こすケースもあり、これらを繰り返すと心身ともにボロボロに。
このように「食べたら太る」「食事は悪いこと」といった食事にマイナスなイメージを抱えてしまう点から摂食障害になりやすい危険性があります。
▶︎精神的に不安定に
心身ともにダメージを受けやすい食べないダイエットですが、精神的に不安定になりやすい傾向にあります。
脳への栄養素が不足し、集中力の低下や頭痛、耳鳴り、イライラなど体のコンディションの悪化やネガティブ思考を招くように。
せっかく一時的に痩せてしまってもメンタルダウンするのは本末転倒でしょう。
食べなきゃ痩せるのは危険! 無理しないダイエットが成功のカギ
「食べなきゃ痩せる」という概念は確かに間違っていませんが、無理をして食べない状態を続けると心身ともに悪影響になります。
食べないダイエットではなく、無理しないダイエットが長期的に見て減量につながるでしょう。
- ・適正体重を知る
- ・バランスの良い食事
- ・運動や睡眠の見直し
- ・痩せるのではなく健康な体づくりを意識する
まずは適正体重を知ろう
適正体重を知ると、健康状態を知り、健康リスクを減らすことが可能です。
ダイエットをする上で目標を立てやすく、無理のないダイエットしやすくなるでしょう。
適正体重の計算方法はBMI(Body Mass Index)で計測できます。
BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]※
BMIが正常範囲内であれば、健康的な体重であるためダイエットは不要である場合も。
一方で、BMIが高いと肥満になる可能性が高く健康に悪影響を及ぼすことがあるため、早めにダイエットを取り入れる必要があります。
※参照:厚生労働省 Eヘルスネット
バランスの良い食事
無理なくダイエットを続けるには食べないのではなく食事内容を調整するのがポイント。
バランスの良い食事は、健康維持のために必要な栄養素を摂取でき、栄養価が偏ることなく食欲コントロールもしやすくなります。
バランスの良い食事にするにはたんぱく質、炭水化物、脂質、食物繊維、ミネラル、ビタミンを意識しましょう。
運動習慣を取り入れる
運動やトレーニングは、ダイエット中に減少しやすい基礎代謝の維持に効果的。
体を動かすことで脂肪燃焼が高まり体脂肪率を減らしやsy区します。
全身をしっかり動かせば体も引き締まるため見た目の変化もしっかり実感できるでしょう。
運動といっても有酸素運動・無酸素運動とさまざまな種類があるため、無理なく続けられる運動を取り入れるのが大切です。
痩せるのではなく健康的な体づくりを意識する
ただ「体重を落とす」「細くなる」のでは、不健康なダイエットとなってしまいます。
まずは健康な体づくりを意識するだけで以下のメリットがあります。
- ・免疫力がアップし、病気予防できる
- ・心臓や血管の健康を保ち、生活習慣病のリスクを軽減
- ・姿勢が良くなり健康的な体型に近づく
痩せることを目的とすると、体へ負担がかかりやすくリバウンドの原因に。
健康的な体づくりを意識するだけでリバウンドを防ぎ長期的にみて痩せやすい体づくりが叶います。
食べないダイエットはNG!健康的な体づくりを意識しよう
食べないダイエットは確かに一時的には痩せますが、デメリットや体への負担が大きく何より不健康です。
見た目の変化を実感し、リバウンドしにくい体を作るには無理のないダイエット・健康的な体づくりがポイントになります。まずはできるところから健康的な体づくりを行っていきましょう。
この記事を書いた人
あきつき
フリーライター・編集者。最近はピラティスにハマり中♡