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どこにも行けない私たちへ、「NYLON JAPAN」の創刊15周年プロジェクト映画「転がるビー玉」が絶対見たい!

転がるビー玉

昨年から話題になっている、女性ファッション誌「NYLON JAPAN」の創刊15周年プロジェクトとして製作された映画「転がるビー玉」。

2020年1月31日(金)のシネクイントの先行公開を皮切りに、全国順次公開と間近に!「NYLON JAPAN」の映画プロジェクトという点でも注目は高いですが

「変わりゆく渋谷」、「どこにもいけない」、「何者にもなれない」、「だけどどうにかなりたい」。

そんな不安定で大人で子供で純粋な「わたしたち」の為のこの映画は新年絶対見たい作品です。

監督の宇賀那健一さんにもインタビューさせていただいたので見所も含めてご紹介します♪

「NYLON JAPAN」創刊15周年プロジェクト

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映画「転がるビー玉」はNY生まれの女性ファッション誌「NYLON JAPAN」の創刊15周年プロジェクトとして企画された長編映画。

自分らしい自分を表現したい感度の高い人達からも支持があついファッション&カルチャーマガジンであり、アートな面で写真集としても好きという人も多いですよね。

そんな「NYLON JAPAN」のプロジェクトである映画は、

「宝石」にも「転がる石ころ」にもまだなれていない、さながら「転がるビー玉」のような女の子達の話。

今後大注目のメインキャスト

メインキャスト

3人のメインキャストに

”愛”役に『メイちゃんの執事』『愛してたって、秘密はある。』の吉川愛

”瑞穂”役に『ハローグッバイ』『お嬢ちゃん』などで知られる萩原みのり、

”恵梨香 “役に元欅坂46で近年ドラマでも活躍する今泉佑唯。

萩原みのりさんに関しては2395通も応募があったオーディションからの大抜擢。

この3人の他にも

笠松将、大野いと、冨手麻妙、神尾楓珠など若手実力俳優達も数多く出演している点も注目です。

今を生きる「わたしたち」の為の映画

「転がるビー玉」気になる映画のあらすじは

再開発が進む、渋谷。その片隅にある古い家の床は少し傾いている。ここで共同生活する愛、瑞穂、恵梨香の三人は夢を追い求めながら、悩み、もがき、飲んで、愚痴って、笑っては、泣いた。

彼女たちが手にいれたのは、〈宝石〉なんて眩しいものではなくて、どこかで紛れ込んだ一つの欠けた〈ビー玉〉だった。そんなある日、部屋の立ち退き勧告の通達が来る。街の再開発で家の取壊しが決定したのだ。

これは、いずれ出て行かなくてはならないその部屋で三人が過ごした、ささやかな日常の物語。絶え間なく変化するこの街で埋もれてしまいがちな幸せは確かにそこにあった。

※公式情報から抜粋

目にする景色は毎日めまぐるしく変化しているのに、自分たちは同じ場所からなかなか動くことができない。そんな葛藤と共に明日を描く、ささやかな青春映画。

今、まさに踠いていたり不安を抱えていたり、はたまたそんな日が懐かしい人でも、いつだって「渋谷」と「女の子」は今を生きる女の子たちの象徴であって葛藤を抱えているんだと思うのです。

舞台は渋谷ですが、そんな「今ドキ女子」は全国各地にたくさんいますよね。fasmeの読者さんは特に等身大の世代の方が多いのでぜひとも劇場でチェックして欲しいです!

宇賀那健一監督にインタビュー

インタビュー

前回、映画「魔法少年ワイルド☆バージン」でもインタビューさせていただいた宇賀那監督。今作はうって変わってイメージがガラッと違う!

そんな宇賀那監督に今回も映画のことをインタビューさせていただきました♪

僕はいつも、映画は「何を」「いつどこで」「誰と」やるかが重要だと思っている。

NYLON JAPANさんと映画でご一緒出来ると決まったときに、「夢を追う」「2019年の渋谷に生きる」「女の子たち」の話にしようとすぐに決めた。(僕が語るのは僭越ながら)NYLONは、いつだってなりたい自分になるための背伸びをずっと優しく肯定してきた雑誌だと思うし、そこにはいつだって時代性とストリートから生まれた説得力があった。皆が期待するのは、所謂お洒落なファッションムービーだろうが、僕はそこに辿り着けない、けれど懸命に夢に手を伸ばす女の子たちを描きたかったのである。

※公式サイトより

Q.「転がるビー玉」ビー玉はどんな思いから出てきたのですか?

NYLONに登場する子たちはみんなそれぞれに何かに手を伸ばしている子というイメージがありました。

そんな子たちに完全形ではないから生まれる輝きみたいなものを感じていたので、「宝石」でも「石ころ」でもない「ビー玉」の子たちの映画にしようと思いました。

誰しもがビー玉の輝きの時期ってあると思うんです。

僕はその時期特有の、歯がゆい思いや悩む姿などその姿がとても魅力的だと思っていて、それを映画で表現できたらなと思いました。

Q.また、宇賀那監督は「渋谷」にこだわりがあるように感じますが?

僕自身青学出身ですし、今はVANDALISMという拠点が渋谷にあって愛着も思い入れもあります。

そんな渋谷が再開発真っ只中で、変わろうとしている。

変化って人を焦せらせると思うんですよね、去っていく人もいれば変わる人もいたり周りの環境や状況も変わっていくわけで

そんな渋谷に生きる女の子の話にしたいなと思いました。

映画のシーン

Q.撮影はそれこそまさに、大再開発中の渋谷だったんですね

そうなんです。なので本当にその時しか撮れない場所というのが多くて。

今はもう完成しているけど撮影時は工事中だった場所もたくさんあります。もう見ることができないという点ではかなりレアですよね。

そういった意味でこの撮影期間は特別なもので時間経てば経つほどこの映画の見え方も違ってくるんじゃないかなと。

まさしく、「変わる途中」を切り取った映画になったと思います。

映画のシーン2

Q.撮影に当たってのロケやキャストさんのエピソードはありますか?

メインキャストの3人が顔合わせの日に3人ともめちゃくちゃ人見知りで大丈夫かなと正直かなり不安になりました(笑)。

現場が始まったらすぐに仲良くなってくれてとてもいいシーンがたくさん撮れたんで、良かったですが...笑。

Q.ということで、気になる情報をたくさんいただきましたがズバリこの映画の見所をお願いします!

fasmeの読者層はまさに見て欲しい世代です。

夢、友情、恋愛、元彼、セフレ、仕事、お金と、誰もが一度は必ず抱えたことがある悩みがたくさん詰め込まれているので、共感できる部分も多いと思います。

そして先にも出た通り、いろんな意味で「変わる途中」を切り取った映画だと思うのでそこを感じてもらえたらなと。そんな渋谷の若者の映画を出来たばかりの渋谷のホワイト シネクイントで先行上映というのも感慨深いですね。

最後に、音楽は主題歌や劇中歌、劇伴など音楽全般は佐藤千亜妃さんに担当していただいているのですが、本当に素晴らしい曲ばかりなのでそこにも注目してぜひご覧いただきたいです!

 

ー最後に「転がるビー玉」世代の読者に一言お願いします!

ビー玉にしかない美しさは踠いたり苦しみながらも頑張っていないと生まれない光だから、

信じて自分の思う通りに進んで欲しいです。

生きていたら辛いこともいっぱいあるけど、見ていてくれる人は絶対いるので。 

この「転がるビー玉」を見て何かが解決したり大きく変わることはないかもしれないけれど、そんなことを感じてくれたら嬉しいです!

うがな監督

ありがとうございました!

映画「転がるビー玉」は2020年1月31日(金)ホワイト シネクイントにて先行公開。2月7日(金)より全国順次ロードショー。

 

きっと、見に行ったあとちょっと胸がぎゅっとなってインスタのストーリーズに投稿しちゃうのが目に浮かびます(私も含め)。行き場のない承認欲求を抱える今の私たちが見るべき作品。絶対おすすめなのでぜひ劇場へ!

舞台挨拶回やこれからの上映情報などはSNSやHPをチェックしてください!

 

映画情報

【タイトル】

 転がるビー玉 

【出演】

 吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯 

笠松将、大野いと、冨手麻妙、大下ヒロト、日南響子、田辺桃子、神尾楓珠、

中島歩、徳永えり、大西信満/山中崇 ほか

【監督】

宇賀那健一

【プロデューサー】

戸川貴詞  

【共同プロデューサー】

小美野昌史

【キャスティングプロデューサー】

當間咲耶香(SKALY inc,)

【脚本】

宇賀那健一、加藤法子

【音楽】

佐藤千亜妃

【制作】

VANDALISM

【主題歌】

「転がるビー玉」 作詞/作曲 佐藤千亜妃

【配給】

パルコ

【公式サイト】

https://korogarubidama.com

【公式SNS】

Twitter https://twitter.com/korogarubidama?s=20

 Instagram https://www.instagram.com/korogarubidama/

2020年1月31日(金)ホワイト シネクイントにて先行公開2月7日(金)より全国順次ロードショー

監督プロフィール

うがなけんいち

宇賀那健一(うがな けんいち)

1984 年 4 月 20 日、東京都出身。

青山学院経営学部経営学科卒業。 

ブレス・チャベス所属の映画監督/脚本家/俳優。 

 

最近の監督・脚本作としては、30歳を超えた童貞が魔法使いになるラブコメファンタジー『魔法少年☆ワイルドバージン』(出演:前野朋哉、佐野ひなこ、芹澤興人、田中真琴、濱津隆之 / 斎藤工)が2019年12月6日新宿バルト9他全国劇場公開。

NYLON JAPAN15周年記念映画『転がるビー玉』(出演:吉川愛、今泉佑唯、笠松将、大下ヒロト、神尾楓珠、大野いと 他)が2020年、ホワイトシネクイント他全国劇場公開。

 

過去の作品には、音楽が禁止された世界に音楽に出会ってしまった若者たちを描いた『サラバ静寂』(出演:吉村界人、SUMIRE、若葉竜也、斎藤 工 他)、ガングロギ ャル&アラサー映画『黒い暴動❤』( 出演:馬場ふみか、間宮祥太郎、柳英里紗、平松可奈 子、村上虹郎、今井華、山本浩司、川瀬陽太、三浦誠己他)など。 現在新作映画が数本撮影準備中。 

 Twitter:@KenichiUgana

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