箱推しとは？単推しやDDとの違いを詳しく解説！オタク界隈で「箱推し」が嫌われるのはなぜ？

オタク界隈の用語として、よく耳にする「箱推し」という言葉。

「推し」はわかるけど「箱推し」ってどういう意味？と思う方もいるのではないでしょうか？

こちらの記事では、箱推しの意味や、単推しやDDとの違いについてご紹介します！

合わせて、「箱推しは嫌い」と言われる理由についても詳しく解説します。

 

「箱推し」とは？

箱推しとは、アイドルやグループなどにおいて特定の一人ではなくグループ全体を応援すること。

 

「箱」を「グループ全体」の意味でも捉えた上で、個人ではなくそのグループ全体を推す場合に「箱推し」と表現します。

アイドルグループではKPOPや旧ジャニーズ、アニメ、漫画、ゲーム、スポーツファンの間でも頻繁に使われています。

「箱推し」の由来とは？

音楽業界では、コンサート・ライブが行われる会場を「箱」と呼ぶケースが少なくありません。

箱の定義は「ものを入れる容器」を指しています。そこから、ライブハウスなどの人を収容する場所を「箱」と呼ぶように。

箱推しとは「ライブハウスごと応援したい」「会場にいるメンバー全員を応援したい」という意味の言葉としても生まれました。

 

「箱推し」と「単推し」の違いって？

「箱推し」と似た言葉として「単推し」という言葉がありますが、以下のような地違いがあります。

 

誰か特定の一人を推す場合は「単推し」、メンバーの誰かではなくグループ全体が好きで、メンバー全員を推す場合は「箱推し」と表現します。

似た音を持ちますが、意味は全く異なるので覚えておくと良いでしょう。

 

「箱推し」の使い方を例文で紹介！

「箱推し」という言葉はさまざまな言い回し・使えるタイミングがあります。

実際に「箱推し」を使う場合のパターンと例文を合わせて紹介するので、参考にしてみてくださいね！

▶︎【箱推しの使い方パターン①】メンバーを公平に応援する場合

 

「箱推し」は、このようにメンバーを公平に応援していることを伝えたい際に活用しやすい言葉です。

グループメンバーを公平に応援している・まんべんなく応援していることを伝えたい際に「箱推し」という言葉を使って表現できますよ♪

▶︎【箱推しの使い方パターン②】基本は箱推しという場合

 

"気になる特定のメンバーがいるけれど基本はグループみんな推している" と言う場合にも、「箱推し」という言葉が使えます。

メンバーの中にお気に入りがいるけれど、グループの中で活動する姿が好きと伝えたい場合には「箱推し前提」であることを強調して使うことができます。

▶︎【箱推しの使い方パターン③】特に思い入れの強い人がいる場合

 

箱推ししているグループの中でも、特に熱心に応援するメンバーがいる場合は「〇〇寄りの箱推し」と表現します。

箱推しの中でも「〇〇寄りの箱推し」という人は、グループ全体＜特定のメンバーの活動・活躍に注目する傾向にあります。

箱推しの類語（DD/全推し/G担/オール担）

「箱推し」以外にも"グループ全体を推す" といった意味を表す言葉がいくつかあります。

少しずつ解釈が違うものもあるで、それぞれの言葉とその意味を解説していきますね！

DD

DD（ディーディー）とは、誰でも（Daredemo）大好き（Daisuki）の略。

箱推しと意味は変わりませんが、箱推しに比べてネガティブな意味合いが強くなります。

例えばアイドルの場合、DDになると複数のアイドルグループを掛け持ちして応援している状態を表します。

"全員推す" と言うよりは "誰でもいい"といったネガティブな意味合いが強い傾向にある言葉なので、使う際には注意が必要です。

全推し

全押しとは、箱推しと全く同じ意味です。箱推しと同じく、全てのメンバーをグループ全体で推している状態を全押しと言います。ただし、使われる頻度は箱推しの方が多くなります。

G担

G担は、旧ジャニーズが好きな人（旧ジャニオタ）達の間で使われる用語。

旧ジャニーズのファンは、自分の好きなメンバーを「担当」といい、メンバーのファンは「〇〇担」と言います。

「G担」は「グループ（Group）担当」を略した言葉でもあります。

特に旧ジャニーズファンに「グループ全体が好き」という時に使われます。

オール担

オール担とは、旧ジャニーズファンの間で使われる言葉。「オール担当」が正式名称で、箱推しと同じように、グループ全員を応援している状態を指します。

DDとは違って特定のグループ担当を応援するときに、使われたり自称したりするケースが多いです。

また、オール担当は、グループ内に特定の推しがいる状態にも使えます。

 

 

このように、グループ自体大好きだけど中でも特に好きな推しがいる場合、オール担は使いやすい言葉になります。

 

箱推しは嫌いと言われるのはなぜ？

アイドル・アニメでも「箱推し」する方は多く、言葉自体は主流化する一方で「箱推しは嫌い」なんて言われることも...。

そのため、箱推ししていることを公言すると嫌われるのではないかと悩む方も少なくありません。

なぜ箱推しが嫌われるのか、その理由についても解説していきます。

推しへの愛が足りないと認識される

特定の一人を熱心に応援している「単推し」からすると「箱推しは愛が足りない」と認識されることも。

「100%愛を注ぐ・応援するのがオタクたるものだ」と全力な方にとっては、他にも推しがいる状態は愛が足りていないと受け取れてしまうのかもしれません。

ただし、推しへの愛情の掛け方には個人差があります。

箱推し・単推し、推し方は人それぞれあり、推し活のやり方は自由であることを認識できると良いかもしれませんよね！

「にわか」だとみなされる

単推しする人の中には「誰か一人を選べないなんて、推しのことをちゃんとわかっていない・思えていない証だ」と認識するケースも。

箱推しする人の中には、SNSだけで知ったことや浅い情報・知識を披露してファンのイメージダウンの原因になることも。

にわかだと思われてしまうと、歴が長い・全力で一人を推している単推しにとっては、嫌な存在になってしまうでしょう。

「全員好き」に疑問を抱くオタクもいる

全員好きという考え方に疑問を抱く方もいます。

例えば、誰かが新規加入したり、卒業したり、脱退したり、グループの形態は月日とともに変わりゆくもの。

新しいメンバーが加わっても全員推せるのか・最推しが脱退・卒業しても箱推しを続けるのかは疑問となります。

このような疑問を感じ、箱推しを理解できないオタクは一定数います。

単推しからすれば、DDとみなされる

一人の人だけを一生懸命推している単推しにとっては、箱推しや全推し、G痰などは全てDD（誰でも大好き）と同じような認識。

箱推しはメンバー全員を推すので「アイドルであれば誰でもいいの？」と思われてしまうのです。

なぜ一人を一途に応援しないのか、誰でも好きなイメージを受け、箱推しは嫌いという方は多い傾向にあります。

「箱推し」って結局アリなの？

箱推しという言葉がある限り、グループ全体を推す推し活・オタ活のやり方はアリでしょう。

推しは恋人やパートナーとは違います。ですので、1人に絞らないといけないといった決まりもないのです！

箱推し・全推し、単推し関係なく、推し活を楽しめたものがちです。

【箱推しとは？】意味を理解し正しく使おう！

「箱推し」とはグループ全体を応援することで、KPOPや旧ジャニーズ、アニメ、漫画、ゲーム、スポーツファンがよく使う言葉です。

箱推しを使えるシーンとしては、

 

などがあります。

箱推しが嫌いと言われるケースもあるため、箱推しの類語との区別や使い方は正しく理解した上で取り入れていきましょう♪