サニタリーショーツ(吸水ショーツ)の使い方・洗い方|羽つき対応のナプキンの付け方も紹介
サニタリーショーツとはパンツ自体が水分を吸収してくれる吸水ショーツ生理用パンツのこと。
基本的にナプキンやタンポンをつける必要はありませんが、その使い方がいまいちわかりづらいと感じる方もいるのでは?
そこで今回はサニタリーショーツの基本の使い方や羽根つき対応の使い方、洗い方など詳しく解説します。
目次
サニタリーショーツ(吸水ショーツ・生理用パンツ)のメリット・デメリット
サニタリーショーツはパンツ自体が水分を吸収してくれます。
普段ナプキンやタンポンを使っている方にとっては、どんなメリットがあるのか気になるところですよね。
筆者が実際にサニタリーショーツを試してみて感じたメリットとデメリットをまとめたので参考にしてみてください。
サニタリーショーツのメリット
- ・ 通気性に優れ、かぶれにくい
- ・消臭効果がある商品も多い
- ・ナプキンがズレにくくスポーツ時や移動の多い日でも安心
- ・ナプキン交換の手間が省ける/荷物がコンパクト
- ・繰り返し使えてナプキン代の節約になる
ズレる心配がなかったり交換の手間が省けたりなど、生理用ナプキンに比べて日常をより快適に過ごせるようになるところは、サニタリーショーツ の最大のメリット。
直接経血を吸収するので、通気性や匂いなどが心配な方も多いと思うのですが、通気性が抜群のものや消臭効果 に優れる商品も多く安心して生理日を過ごせます。
繰り返し使えるので、使い捨てのナプキンよりコスパも良い上にゴミも減らすことができます。
サニタリーショーツのデメリット
- ・履き替えのタイミングが分かりにくい
- ・ 経血が漏れてショーツが汚れるのが心配
- ・ドロっとした塊の締結は吸収しにくい
- ・洗濯前の処理に手間がかかる
- ・ナプキンがフィットしていないため動いた時のズレや経血の漏れが不安
慣れるまでは、やっぱり漏れたり汚れたりといった心配があります。経血の量が特に多い日は特に気になってしまうところはデメリット。
お手入れ面でも手間がかかるので、サニタリーショーツを選ぶ際は「吸水力」や「お手入れのしやすさ」なども重視するとよいでしょう。
また、正しく使うことも快適にサニタリーショーツを活用する上で大切なポイントとなります。
【サニタリーショーツ】基本の使い方
サニタリーショーツは基本的にはそのまま履くだけでOKで、肌に直接着用してください。注意点としては商品によって給水できる量が決まっている点です。
吸水ショーツはナプキン不要のタイプもありますが、ナプキンやタンポンとの併用をおすすめしているメーカーがほとんどです。
生理二日目や夜など経量経血量が多い日は、生理用品を併用すると安心でしょう。
サニタリーショーツ(吸水ショーツ)の洗い方
- ① ショーツを裏返してまた部分の吸水面を上にする
- ②水またぬるま湯で20分程度つけ置き
- ③軽くもみ洗いをする(水に色がつかないくらいまであらい流す)
- ④洗濯ネットに入れて他の洗濯と一緒に洗う
- ⑤洗濯できたら乾燥させる
マチ部分がポリエステルポリウレタンなどの防水加工の施された生地で作られるサニタリーショーツが多い傾向に。
経血がついてしまったとしても簡単に洗い流すことが可能です。
サニタリーショーツは使い終わった際にすぐに水で一旦つけ置きしておくと経血も取りやすくなります。
さらに乾かす際は吸水部分を裏返し表にした状態で、ハンガーなどで生地が重ならないように広げて干すと乾きやすいです。
商品によっては洗い方が異なるため、 公式サイトなど確認して正しいやり方を取り入れてください。
【サニタリーショーツ】羽つき対応・二重構造の使い方
経血量の多い日は羽根つきタイプ・二重構造のタイプやナプキンを併用するタイプがおすすめです。
羽根つきとは股に当たるところであるクロッチ部分が二重になっているタイプのこと。ナプキンでも羽(ウィング)がついたタイプを使う際にぴったりです。
ナプキンの羽部分を織り込むと、身動きしてもずれにくくしっかり固定できます。 ナプキンの羽が外からも見えないため、見栄えも良くなるでしょう。
また羽根つきナプキンは普段のショーツにつけることも可能ですが粘着部分でショーツのクロッチは傷みやすい傾向に。一方でサニタリーショーツはクロッチ部分に防水ショートを使用しているものがほとんどでしっかりした生地であるため、痛みにくさがあります。
サニタリーショーツを最大限にいかす使い方のコツ
基本の使い方を理解した上でこれから紹介する2つのポイントでサニタリーショーツを使うことがおすすめです。
- ・経血量が多い日は吸水ショーツとナプキンを併用
- ・お手入れは手洗いをしてから洗濯機へ
▶︎量が多い日は、吸水ショーツとナプキンを併用
経血量が多い日は、基本的に吸水ショーツにナプキンを併用することがポイントです。
もちろん生理が始まりたての頃やそろそろ生理が始まるといったタイミングでは、吸水ショーツのみでも問題ありません。
給水量が多くナプキンを使わずに使えるタイプは多いですが、特に経血量が多い日はナプキンとの併用で万が一の漏れを防ぎ、洗濯もしやすくなります。
量が多い日は吸水ショーツにナプキンを併用して使うことがおすすめです。
▶︎お手入れは手洗いをしてから洗濯機へ入れる
吸水ショーツのお手入れは、手洗いを押してから洗濯機に入れることもポイントです。
お手入れは基本的にはメーカーで異なりますが、手洗いをしてから洗濯機で洗うのが一般的でしょう。
特にサニタリーショーツは何重もの構造になっているタイプも多く、一般的な下着よりも乾燥に時間が掛かる傾向に。お手入れの際は生乾きにならないように十分乾燥させましょう。
他にも繰り返し使える商品であっても一般的な下着と同じように使用による劣化を防ぐのは難しいです。何百回使えるタイプもありますが、頃合いを見て買い替えを行いましょう。
人気のサニタリーショーツ(吸水ショーツ)の使い方
&mooned以外の人気商品の使い方についても紹介します。
- ・ユニクロ(Uniqlo)サニタリーショーツの使い方【エアリズム吸水サニタリーショーツ(スタンダード・ジャストウエスト)】
- ・GU サニタリー ショーツ 使い方【トリプルガードショーツ(レギュラー)】
ユニクロ(Uniqlo)サニタリーショーツの使い方・洗い方【エアリズム吸水サニタリーショーツ(スタンダード・ジャストウエスト)】
引用:公式サイト
マチ部分が2枚になった羽付き対応仕様でナプキンとも併用できる、Uniqlo(ユニクロ)サニタリー ショーツ。
エアリズム素材を採用し、履き心地がサラサラなことはもちろん、洗った後も乾きやすさが魅力でしょう。
お手入れでは、手洗い、洗濯機での洗濯、乾燥の順に着手してください。
①手洗い
- ・洗濯機の前に、水温30度以下で丁寧に水洗い
- ・吸水シート部分を下に向け、30分程度水につけておくと汚れが落ちやすい
②洗濯機
- ・洗濯ネットを使って洗濯機で洗う
- ・注意点として吸水力が低下する恐れがあるため、漂白剤や柔軟剤は使用せずに洗濯
③乾かす
- ・乾燥機を使用せずに自然乾燥で乾かす
先ほどもお伝えした通り、肌に当たる面は速乾&抗菌防臭機能つきのドライ生地で乾かしやすさに優れます。
使いやすさがあるため、サニタリーショーツが初めての方にもおすすめです。
GU サニタリー ショーツの使い方・洗い方【トリプルガードショーツ(レギュラー)】
引用:公式サイト
お次は、やわらかな綿素材で肌に優しい、GU トリプルガードショーツ(レギュラー)も事前に手洗いを行い、洗濯機、乾燥の順に洗います。
①手洗い
- ・水で汚れが出なくなるまで、手で押し出すようにやさしく洗う
※強い力でこすり洗いしてしまうと、吸水力が落ちるため、力加減に注意!
②洗濯機
- ・洗濯用ネットに入れて洗濯機(水温30度以下)で洗う
- ・水温は30度以下に設定する
- ・吸収力が落ちるため柔軟剤・乾燥機は使わずに洗う
③乾燥
- ・クロッチ部分や二重構造部分を意識してしっかり乾燥させる(裏返す・広げて干すなど)。
また洗濯後でも臭いが気になる場合は、汚れがしっかり落ちていないか、乾燥が不十分な可能性が考えられるので、乾燥時間を伸ばすか再度洗濯がおすすめです。
GUのサニタリーショーツは特に、洗濯機での洗い方がポイントです。
- ・濃色は色落ちする可能性があるため、他の物とのお洗濯は避ける
- ・生成り・淡色には蛍光増白剤の入っていない洗剤を使う
- ・水洗い後の乾燥機のご使用は避ける
- ・洗濯用ネットで洗濯機に使用する
他にも乾燥後クロッチ部分が硬くごわつく際は、やさしく揉み解し、整えることで対処できます。
サニタリーショーツの使い方を正しくマスターしよう
サニタリーショーツは、正しい使い方で取り入れると生理期間の不快感を減らし快適に過ごせるため、月経中に欠かせないアイテムになること間違いなしです。
また、洗い方も乾燥の仕方や手洗いの仕方で商品の持ちやニオイ対策にも繋がります。
今回紹介した、サニタリーショーツの使い方、洗い方を参考にして取り入れましょう。
この記事を書いた人
あきつき
フリーライター・編集者。最近はピラティスにハマり中♡